ある日、包丁で指を切ってしまった、指に擦り傷が出来てしまった、紙で切ってしまったなど、指の怪我って小さいですが、本当に痛いですよね。
怪我やトラブルは、体から心へのスピリチュアルな気づきのメッセージでもありますが、昔から指はことわざ等も多く、それぞれの指に特定の意味があります。(例:指をくわえる(嫉妬・羨望)、指を噛む(後悔)、後ろ指を指される(批判)等)
右手と左手、またどの指にトラブルが発生したかで意味合いが違ってきますので、それぞれの意味を組み合わせて考えてみて下さい。
右手・左手の意味

最初に確認するのは手です。怪我をしたのが右手なのか、左手なのかで意味が違ってきます。
あなたの男性性、女性性のどちらが傷ついているのか、与えることと受け取ること、どちらに問題があるのかを確認して下さい。
右手
右手は男性性を表し、「与えること」「表現すること」と関係があります。
右手側の指にトラブルが起きているとすると、与える能力、それも指が司る感情や分野で、やりすぎ、もしくは禁止をしている可能性があります。
また、指は心臓ー腕ー手の先にあるものであり、愛を表現する部位でもありますから、現在のやり方に愛が欠如しているということを教えてくれています。
左手
左手は女性性、そして「受け取ること」と関係しています。
左手の指が痛むとしたら、あなたが現実に起こった出来事を受け入れることが出来ていないという意味です。
また、「自分には受け取る資格がない」という罪悪感で、気持ちよく他者からの愛情を受け取れず、人生の喜びを享受できずにいます。
指の怪我の意味

まず、指を怪我するときは、「物事の細部しか見えていない」という意味があります。指は、手や腕でなどとは違い、もっと細かい作業をするのに使いますので、「木を見て森を見ず」という状態になっている可能性が高いのです。
その上で、5本の指のそれぞれの意味を見ていきます。
親指
親指は、「親」という名前がついている通り、指導者と関係がある指です。
ですから、責任や役割という意味があり、「押す」ときに最も大きな役割を果たします。親指が何らかの怪我をした場合、過剰に誰かの責任を請け負っていたり、力を尽くしすぎていたりします。
また、責任感から自分を駆り立てすぎて、不安になっている可能性もあります。自分、もしくは他者に何かを無理矢理やらせようとしている、要するに「コントロール欲求が過度になりすぎている」時に問題が起こります。
人差し指
人差し指は、「人を差す」という意味の通り、他者に対しての威厳や判断力と関係がある指です。
人を指で差すときは、指し示す、指名する、命令する、悪口を言う、脅す、叱る時などですが、こういうときは、相手と目線や立場が対等でなく、上から目線で自分の権力を誇示しているときです。
これは、恐れからくるエゴと関係があります。
自分が尊敬されない、大切にされないことに恐れている人は、過剰に権威を振りかざし、相手を支配したり、使ったりしようとします。
人差し指にトラブルがある場合は、恐れが肥大しており権威を振りかざしすぎているということです。(もしくは権威を恐れすぎている)
中指
中指は、制限や内的生活を表し、性行為やセクシャリティと関係がある指です。
性行為やセクシャリティは、秘められた攻撃性でもありますので、隠された怒りという意味もあります。
海外では、相手に対しての怒りを表現する時、中指を立てますよね。これは「私は怒っている」という感情を指で表現しているのです。
中指にトラブルがある場合は、性行為で「完璧でなければ」というプレッシャーを感じているのかも知れません。もしくは、自分を十分に表現できず、内気すぎて他者の拒絶に過敏になりすぎていたり、怒りを感じていたりする可能性があります。
薬指
薬指は、婚姻時に指輪を嵌める指ですので、パートナーとの関係、それも理想や夢などを表しています。
薬指がトラブルを起こしているとき、心の中には深い悲しみがあります。もしくは、相手への依存心や過剰な愛がある可能性もあります。
相手との間で何か夢見たことが敗れてしまった、裏切られてしまった、希望通りにいかなかったとき、薬指に問題が起こります。
小指
小指は、直感力や自立心、コミュニケーションの巧みさを意味しています。指の中での、電波塔のような役割です。
人は今世縁のある運命の人を、「小指の赤い糸でつながっている」と言う風に表現しますよね。小指は直感的に目に見えないものを理解する、とてもスピリチュアルな指です。
小指にトラブルが起こる時には、他者からの目線を気にしすぎていたり、依存心が強く自立出来ていない、自分の直感力をうまく使いこなせていないなどの問題を抱えている場合があります。
また、家族問題や嘘、誰かを手助けできない罪悪感がある場合もあります。
仁神術での指の意味
仁神術とは、東洋医学でいうところの「気」の流れを整える治療法です。創始者の村井次郎氏が100年ほど前に日本で開発したものですが、仁神術では、指はそれぞれ以下の意味があります。
親指 : 心配
人差し指: 恐れ
中指 : 怒り
薬指 : 悲しみ
小指 : 頑張りすぎ
傷ついた指は、上記のいずれかの感情に関係している場合がありますので、症状と組み合わせて考えてみてください。
切り傷・出血・やけどのスピリチュアル的な意味

切り傷の意味とは
切り傷のスピリチュアル的な意味とは、「誰か、もしくは何かから切り離されており、そのことで腹を立てている」か、「自分で決めたルールを自分で破ってしまい、そのことについての罪悪感を感じている」かです。
出血の意味とは
そして、そこに出血や刃物が関わってくる場合は、どちらも怒りと罪悪感が原因です。人生の喜びやエネルギー(血液)を享受できず、体から流れ出しています。
人生の喜びをブロックし、自分の苦悩やストレスを表現せずに、自分を押し殺し生きてきた人は、激しい形で出血する場合があります。我慢が限界に達し、何かがはじけ、それが出血となって表現されます。
こういう人には、ずっと1人で苦しんでおり、孤立し、誰にも助けてもらえないという思い込みがあります。そして、ネガティブな問題にばかり集中し、その人が喜びを感じることにはエネルギーを集中できていません。
喜びをどんな領域で失ったのか、失われてきたのかは、その部位において見ていけば良いです。
やけど
やけどは、熱いものの触れることによって、皮膚が損傷してしまう怪我です。
そして、その痛みは特徴的で、ヒリヒリとしていますが、やけどをする原因は、あなたのヒリヒリした考え方と関連があります。
やけどは、あなたの感情がヒリついており、怒りで批判的になっている時に起こるトラブルです。他人や自分への寛容さに欠け、善悪や正誤の二元論で裁き、そしてそんな自分に強い罪悪感を感じ、痛みで罰しています。
また、切り傷ややけどは、事故の意味も含みますので、以下も参考にされてみてください。
読み方の例

体のトラブルは、怪我の種類や部位によって意味合いが変化しますので、どこをどのように、どれくらい怪我をしたのか、ということを組み合わせて、あなたへのスピリチュアルなメッセージを読み取ってください。
左手の薬指 切り傷による出血
例えば、左手の薬指が切り傷によって出血した場合は、パートナーシップにおいて、当初期待していた愛情が得られず、相手と良い関係を結べなかった、理想が叶えられなかったと感じ、心で深い悲しみを感じている、という意味です。
また出血をしているので、あまりにその悲しみや上手くいかなかった出来事に集中し、エネルギーを取られすぎているという意味でもあります。人の人生の中でのパートナーシップは、とても大切な要素かも知れませんが、全てではありません。他にあなたを楽しませるものや、喜びを与えてくれるものがあるはずですが、あなたはそのネガティブな一部に時間や感情が囚われすぎています。
人生でのポジティブな側面を見ず、そして受け取らずに、ネガティブな人間関係や上手くいかなかった出来事にエネルギーを割きすぎてはいませんか?現状は本当に不幸で、ひどい悲しみに暮れるほど悲惨な状況なのでしょうか。
右手の人差し指 痛み
また、右手の人差し指を怪我した場合には、自分の劣等感や自信のなさ、恐れを隠すために、あまりに権威主義に陥り、他者に自分の考え方を押し付けすぎている、もしくは権威的な態度を示しすぎることへの注意です。
そもそも、あなたの恐れは事実なのでしょうか。相手に対して不要に怯えすぎている、恐れすぎているところはありませんか?そんなに権威を振りかざさなくても、あなたを助けてくれる人や味方になってくれる人はいるのではないですか。そんな意味があります。
左手の親指 やけど
左手の親指をやけどした場合には、自分への責任感が強すぎ、上手くやらなければというプレッシャーと焦りに押しつぶされそうになっています。他者の期待通りに出来ない自分への批判と焦りが、ヒリヒリとした痛みとなって表出しているのです。
このヒリヒリした痛みは、イライラとも関係があります。焦ってイライラしている自分を、やけどで罰しています。
自分にとって望ましくない感情も、自分の内側から湧いてきた大切なものです。しかし、感情に影響されすぎたり、引きずられたりすると苦しくなり、このようにやけどや事故という形で出てしまいます。自分の内側に湧いた感情は、ただ受け入れてあげるようにしてください。
しかし、どれも指の怪我ですので、物事の細部に視点が集中しすぎていることのが原因の1つです。物事の全体像を知れば、そのような感情を抱く必要はないのかも知れません。不安や恐れや悲しみなど、その指に関する感情で目線が狭くなっているのです。
怪我や事故や痛みには、精神面における複合的な意味があり、外側に絶対的な正解はありません。しかし、自分の身に起こった問題の原因がなんであるかは、必ず自分が知っています。
これらを見て、ピンとくるものが今必要な気づきですので、自分でこれだ!と思うものを探してみてください。
心の傷の癒し方

根本的な心の癒し方は、「自分の中のネガティブな気持ちを、文字にしてノートに書き出す」などの一般的なワークが有効ですが、今回は仁神術でのヒーリング方法をお伝えします。
仁神術では、「指を握ること」で、血液の巡りが良くなり、癒しの効果が得られるといわれています。
怪我をした指をそっと握り、自分に必要な言葉を自分にかけてあげながら癒しのエネルギーを送りましょう。
例えば、人差し指を怪我した場合には、「怖かったんだね、分かるよ。大丈夫だよ。」などといった具合です。
身体は心と密接な関わりがあり、切り離すことが出来ません。ですから、体を撫でたり大切にすることは、心を大切にする効果もあるのです。
誰でもどこでも出来て、不思議と気持ちが落ち着きますので、是非やってみてください。
また、自分が覚えていない幼児期や母親の胎内、もしくは前世など、現在自分自身で知覚できない過去に強いトラウマがある場合があります。そういった場合は、霊視ができる先生に見てもらうことも出来ます。
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